だから、振られることも多い。

声をかけたところから始まる関係では、初めから熱烈なアプローチをする程に、その想いが実ることはない。「あなたと仲良くなりたいんです」と言って見たところで、「どうしてあなたと仲良くならなければならないんですか？」というセリフは言わないまでも、その思いを胸の内に仕舞って置いたまま、「いや、いいです」と断られるのがオチ。

熱烈なアプローチは、恋愛で例えるなら告白の様なものかもしれない。同じ様に、「いや、いいです」と断られることは、振られることに相当するかもしれない。恋愛でも、「付き合ってください」という明確なアプローチをする時には、その返事は「Yes/No」がハッキリとする応えとして返ってくることが多いと想う。

勿論、それとは少し違う意味合いもあろうかと想う。

単純な恋愛との比較は出来ないかもしれない。

だけど、恋愛のそれと似てると想ってしまうくらい。

似てる。恋愛のそれと。

告白したら、「Yes/No」がハッキリとした形で返ってきやすい。

声をかける時も、仲良くなりたい意志を伝えると、それはハッキリとした形で返ってくる。

告白のときの様に、それまでに準備がされていない状態で、告白が出来る様な状況が作られていない中で、それを表現してしまうのは・・・

普通ではあり得ない。

告白でもあり得ない。

僕は、それをやっている。

分かりながら尚、やっている。

毎回ではないにしても。

形としては時々であったとしても。
キモチや意志は、いつだってそれをやっている。

だから、振られる事も多い。
分かりながら、それでもやっているんだ。