人は、想ったほども人の話を聞いていない。
皆さんには、こういう経験はないだろうか?
どうしても共有したくて仕方のないことを話した。次から次へと溢れ出る想いとして言葉が出てくるし、表情も豊かでジェスチャーも入るし、とにかく全身全霊で伝えようとする。
なのに。
目の前のその人は、眠たそうな顔をしている・・・
人は、想ったほども人の話を聞いていない。
皆さんには、こういう経験はないだろうか?
あんなに盛り上がった話、
とても意気投合した話題、
こんなにも共有できるの?
ここまで話しても大丈夫?
嬉しかった。
楽しかった。
次、あった時は、もっともっと話そう。
そう想って次の機会。
前に話したことを思い返すかの様に投げかけてみるが・・・
「え?そんなことあったっけ?」
「私が言ってたの?」
「あぁ、そうだったかもね。」
「そう言えば、そうだったね。」
そこまでヒットしていない。
場合によっては忘れてる。
あの時のアレは、一体、何だったんだろう?
人は、想ったほども人の話を聞いていない。
皆さんには、こういう経験はないだろうか?
「何か持ってこようか?何、飲む?」
「ありがとう。ダージリンをよろしく。」
・・・10歩くらい歩いて戻ってくると
「ごめん!何、飲むんやっけ?」
人は、想ったほども人の話を聞いていない。
とても面白い現象でもあるが、
とても哀しい現象にもなり得る。
知らない人に声をかけていると、
人は、想ったほども人の話をきていないことが、
ホントにホント、よく観える。
知らない人に声をかけると、
その時は、人によっては10秒も時間をくれない。
10秒の僅かの間にも判断されてしまう。
あなたは、必要ないんだと。
あなたには、関心ないよと。
だから、何を必要としてどんなことに関心があるのかに全身全霊をかけて出会おうとする。それが知らない人に声をかけるということ。同時にそれは、その人を受け取ろうとする姿勢にも繋がるのだけど、コレゆえに、その人が話を聞いてくれているのか、聞いてくれていないのか、そういうのまで観えてくる様になる。
知らない人に声をかける様になってから、
とてもとても実感すること。
その内の一つ。それが、
人は、想ったほども人の話を聞いていない。
皆さんには、どんな経験があっただろうか?
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