一度、リズムを失い止まった足だが・・・

今日は朝活。

 

時間に間に合いそうになく道を走っていたところ・・・空模様というか雰囲気と違和感を感じて、「えっ!?」と思わず心が驚く。

 

「あれ?今日はもしかして雨が降るんですか?」

 

傘を持っていた女性。

走っている僕の足を止める。

 

人間って面白いものだ。

 

エネルギーの方向って、

結構、簡単に変わるものだ。

 

人間の意志って、

それまでを変化させるんだな。

 

「えぇ。夕方から降るようですよ。」

 

とても透る感じの声。

雰囲気を持っている。

 

「へぇーっ、そうだったんですか?僕、傘もってないですよ。ヤバイかもですねー。」

「ふふっ(笑)」

 

僕は、声優さんが大好きだったこともあり、自然と人の声には耳がいく。特定の誰かが好きだとか、特定の声色が好きということではないんだが、その人の、その時らしい声というかなんと言うか。

 

表現がすきなのかな。

 

僅かの会話だったが、

その彼女との交流から、

僕も彼女も、何だか明るいというか、

豊かな印象が拡がっていた。

 

走る足は一時は止まったが、

その後の走りは軽快だった。