心の人間は歌い、紙飛行機は飛んでゆく

渋谷駅付近のとある場所のこと。

 

その頃、渋谷駅はまだまだ路上で引き語りをしている人がいたのだが、島崎は引き語りに遭遇しても早々足を止める事は無かった。

 

ある夜のこと。

 

その日の弾き語りはとても明るく見えた。実際、傍で聞いている女性らを見ると明るいのだ。明るくて元気な振る舞いで歌を聞いている彼女らを見ると、弾き語るアーティストが何を歌っているのか分かる。

 

歌っているのは確かにアーティストの彼であるが、しかし傍で一緒に踊る彼女らも歌っている様に見える。

 

そして、アーティストの姿でもある。

 

その光景に興味が湧いて、足がゆっくりと落ち着き、ある所に座り込み聞く様になった。

 

曲は、とても心に沁み渡るものだった。

島崎もその時から続く一人のファン。

 

有り難い事に今に続く関係にまで磨かれているのであるが、それはひとえに彼の心の器が大きく、心の目が見開いているに他ならない。

 

島崎が見る彼は、本当に心の人間。

 

今日、個人的な想いではあるが彼の曲を聞いてもらいたいと思い、ここに紹介したい。彼の曲は勿論、この一曲に留まらないし島崎が大好きな曲は他にも沢山ある。

 

カラオケで歌う事もある曲。

歌いながら涙が流れる曲。

 

ぜひ一度、聞いてもらいたい。YouTubeなどで、「モリナオヤ」「夕空の紙飛行機」と検索するとヒットする。

 

感動したあなたなら紙飛行機を飛ばしたくなるだろう。